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日常の「ぷっ」を追い求めるやんわりブログ。
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ながい旅 (角川文庫 お 1-2)
映画『明日への遺言』の原作。
第二次世界大戦中、主要都市のひとつ、東海地区に無差別爆撃をしてきた
米兵に対し、略式裁判で処刑したことでB級戦犯となった岡田資中将の
裁判をめぐるドキュメンタリー。
裁判の光景のひとつひとつがリアルに描かれているので、じっくり読むと
時間がかかり、読者にとっても「ながい旅」だ。
戦いたくもないのに戦争に駆り出され、指揮をとったことで戦犯にされて
しまうなど、なんて不条理なのだろう。
読み終わったあと、悲しい気持ちになった。

「私は違法行為をしているとは思わなかった。ほかにやりようはなかった。
 日本人の見解では、この法廷にいる者の行為は、みな私の責任です。
 しかし米搭乗員のようにわれわれは犯罪を犯したのではない。彼等は
 国際法を破ったけれど、われわれは何の法も破らなかった」

岡田中将は、裁判でこう述べている。
法華経を信仰していた彼はこの法廷での戦いを教えとかけて「法戦」と
呼び、自分を犠牲にして部下を救うために戦った。
死に逃げた士官も中にはいたのに、である。
彼の一貫した姿勢に、弁護側だけでなく、裁判官や検察側までが温情を
抱き、なんとか死刑だけは免れさせようとチャンスを与えるが、彼は
それを拒否し、すべてを背負って死刑台に上った。

中将は、信じる教えを胸に、判決に対して動じることはなかった。
処刑されるまでの短い期間に、彼は部下たちに教えを説き、部下たちを
思いやる心を持ち続けた。

心優しい中将の愛は、家族にも注がれている。
妻をはじめ、母、娘夫婦、息子夫婦、孫のことまでも気遣い、特に
妻には「曼荼羅に向かえばいつでも会える。どうか強く生きて欲しい」
という思いを残している。
家族に優しく語り掛ける手紙に、涙がにじんだ。
この本の関係者は、手紙の文面を読んだ奥様方に
「あなたは死ぬときもこんな手紙は書いてくれないわね」
といった皮肉を浴びせられたようだが、岡田中将の、特に妻への愛の
深さと強さを感じるにつけ、胸が熱くなった。

「理想の上司は?」と問われたらすかさず「岡田資中将」と答えて
周りを「えっ?」と言わせてしまいそうだが、こんなに潔く、部下を
思いやれる人間が、果たしてこの世の中にどれだけいるだろうか。
岡田中将は、私の人生の中にも大きな影響を及ぼす人となった。



JUGEMテーマ:読書


| 見聞録:本 | 17:30 | comments(0) | trackbacks(1) |
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