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日常の「ぷっ」を追い求めるやんわりブログ。
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日本国債〈上〉 (講談社文庫)
久しぶりに、夢中で読みきった本。

刑事・佐島が、不正に多額の金を受け取ったという証券会社のある人物に
ついて調べているとき、押収した資料の中から、重要と思われる不審人物、
日本国債のディーラーである野田の存在に気づく。
そこへ、一本の電話が入った。
野田が交通事故に遭ったというのだ。
現場に駆けつけてみると、事故というには不自然な点が多く、目的は何か、
何のために野田を狙ったのか、事件を追ったのがすべてのはじまり。
翌週、野田の直属の部下でディーラーになるため指導を受けていた
朝倉多希が、彼の事故により一本立ちせざるを得なくなった。
その初日に、よりによって起こった、未達。
つまり、発行した国債の募集総額に対し、応札額が大幅に不足したのだ。

「日本が破産!?」

大変な事態に陥る経済界。
実はその裏に、壮大な罠が仕掛けられていた。
未達という大事件に直面し、真実を知ろうとする多希を通して、
どうなるの?どうなるの??としおりをはさんで休憩する時間が
惜しいくらいに物語に引き込まれた。
国債に頼るところが大きい現在の日本と重ねあわせて、いつか
こういう日がくるのかと怖くもなった。

この文庫版は2003年にデータなどを改訂して出版されているが、
単行本として刊行されたのは2000年。
とても8年も前に書かれたものとは思えないほどリアルだ。
そして、経済のことはさっぱりな私にも何が起きているのかが
飲み込めるわかりやすさとテンポのよさ。
スッキリしたエピローグは、読後の充実感を味わわせてくれた。

経済小説には初めて出会ったけれど、本当に面白くて、
幸田真音さんの本を、もっと読んでみたいと思う。

JUGEMテーマ:読書


| 見聞録:本 | 22:50 | comments(0) | trackbacks(0) |